アーユルヴェーダ 東京
現在、国内では数多くのアーユルヴェーダ・サロンが営業しています。
アーユルヴェーダといえば誰もがインドを思い浮かべるとおり、そこで各種のトリートメントサービスを提供するセラピストの多くはインドの医療機関と提携しているスクールで学んだり、インドの養成機関に留学した経験があるようです。
しかし、東京ではスリランカ式、バリ式、タイ式を掲げるサロンも少なからずあります。それぞれ永い年月培われてきた伝統医療であり、その特色がもっと標榜されても良いのではないでしょうか。
また、セラピーの効果について〝リラクゼーション〟や〝美容〟、男性向けには〝疲労回復〟などを前面に出すサロンも見受けられます。アーユルヴェーダの目的が身体のバランス改善やデトックスによる健康の回復と維持にあるので間違いではないのでしょうが、表現に引きずられ一過性の施術に陥る危険を感じます。
中にはアロマオイルを使用した似て非なるトリートメントを施したり、体質の診断を行わないといったところもあるようです。こうした様々なスタイルのアーユルヴェーダ・サービスが混在するのも東京ならではのことでしょう。体調不良やストレスを抱え込むことが多い東京で暮らす私たちがアーユルヴェーダを求めるのは、その真価を感じ取っているからでしょう。
サービスを提供する側も受ける側もその本質を見失わず、こうした状況を乗り越えてその知恵を根付かせていきましょう。
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